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ニュース・解説

食べ物が気道に入り重症化も…誤嚥性肺炎、「パタカラ体操」で予防を

どう治すの?

 肺炎の重症度などに応じた抗菌薬を投与します。
入院治療の場合は、食べ物が再び肺に入らないよう、一時的に絶食することもあります。
水分や栄養は点滴で補給し、1週間程度で肺炎自体は改善していきます。

 しかし、のみ込む力が弱いままでは再発するおそれがあり
のどや舌の筋肉をきたえるリハビリが必要になります。

 まず、のみ込む力がどのくらいあるのかを、簡単な「水飲みテスト」で確かめます。
スプーン1杯の水を患者の口に含ませ、のみ込んでもらいます。
水がのみ込めなかったり、むせてしまったりする状態ならば、
食べ物は再び気道に入ってしまう可能性があります。

 のどなどをきたえる方法としては、「パタカラ体操」が有名です。
「パパパ…」「タタタ…」「カカカ…」「ラララ…」と短く発声する練習を繰り返します。
水飲みテストでむせなかったり、自分のつばものみ込めるようになったりすれば、
徐々に通常の食事に戻していきます。




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